【ビジネス】人生における「権限委譲(任せる事)」の大切さ

【ビジネス】人生における「権限委譲(任せる事)」の大切さ

2021年2月17日
ビジネス(Business)

仕事をしていると、権限委譲が出来ない方
・「任せられない」
・「自分でやってしまう」
・「部下への威厳を守る為に、重責は自分が担う」
・「やりがいのある仕事は自分の者だ」
・「いつも忙しそうにしている割に、
 あまり成果が出せていない人」
と全く権限委譲をしない方を多く見受けます。

少なくとも私の会社では、私の直属の役員以外は
全てその思考で埋め尽くされている人間です。

思っているけど、実際できない。
そんな方へ向けて、改めて人生に
おける権限委譲の大切さについて書きます。

何故、「人間」は「任せる事」が出来ないのか

人に任せられないのには、いくつか原因があります。

・「人を信じる事が出来ない」
・「失敗すると、かえって自分を忙しくさせることにもなるという恐怖」
・「人に任せて自分より良い結果が出てしまうかもしれない劣等感」
・「今の仕事を奪われたくない」
・「自分の方が優秀(成果を出せる)という自意識過剰」

簡単に上げるとこのような状況かと思います。

確かに、マズローの5段階欲求から人間とは「承認欲求」が
第一にくることが分かっており、「誰かに認めてほしい」
と考えるのは普遍的な原理です。

また、幼少期にいじめや愛されなかった人というのは
人を信用できなくなっており、何かを渡したら自分から
何かを奪われてしまうのではないかという恐怖が習慣に
ついて回っており離すことが出来ない状態になっています。

こびりついた習慣というのは凄く怖いです。
今の自分は、過去の自分が行動してきた結果
であるように、目の前の事実を否定する事は
自分の存在(過去)を否定する事にも繋がるので、
その恐怖は年を追うにつれて大きなものになり
中々すぐには出来る事ではないでしょう。

定かではないですが、だから年配の方に
考え方が固いと言われている人が多いのかもしれません。

人間に仕事を任せられる人の特徴

では、逆に仕事を部下や他の方に任せる事が出来る方は
どんな心理状態なのでしょうか。

・「人を信じる事が出来ている」
・「部下への投資だと考え、その先の失敗に対しても覚悟がある」
・「自責の念がある」
・「心に余裕がある」
・「自分に自信がある」
・「一人で出来る事には限りがあると知っている」

こんなことが上げられるのではないでしょうか。

仕事を任せるというのは、人間の未知なる力を信じていて
現状の周囲に感謝し、謙虚にして、しっかりとした
未来投資のできる考え方から来る行動だと私は考えています。

自分が優秀なら、その優秀な位置で楽しい世界を周りの方々と
共有すれば良いじゃないですか。
その世界を独り占めするのではなく、皆で共有する方が楽しいし
幸福度も二倍になります。

例え断片的に失敗したとしても、諦めなければ、負けを認めなければ
それは失敗にはならない、ただのプロセスの一つです。
苦楽を共にした仲間と飲むお酒はどんな味ですか?
また、周囲の方々はどんな顔をしていますか?
将来、自分の葬儀の場であなたが死ぬことを
何人の人が悲しんでくれますか?

そんな先の世界が見れていなくても、権限委譲出来る方は
幸せになるであろう術を、経験と感覚から学び、心に宿しています。

何かを「任せる」ことのメリット/デメリット

■メリット
・自分自身の時間ができる
・マルチタスクで、チーム全体の成長が見込める
・各個人の成長によって、チーム全体の成果も最大化される
・不測の事態に対する適応能力(地頭力/自発性)が養われる。
・スキル、ノウハウが共有されるので、チームの未来の資産形成ができる。

■デメリット
・一人で努力しても成果はせいぜい、1.5倍が限界
・チームでの成長が無くなる
・仕事の属人化
・能力の成長はあるが、器や心の成長はない
・部下が育たない

シンプルに合理的に考えれば、
「人に任せる」「信頼をおく」というのは
メリットしか考えられないという事です。

注意するべきポイント

「〇:任せる事、×:放任」

時々、部下に仕事を任せる事と放任する事の違いを理解していない方がいます。

結論、大きな違いは
「当人に最終責任とそこに至るプロセスの責任と成果に
 対して全ての自責で負うという覚悟があるか無いかです」

部下を信頼して、託しているマネジャーやリーダーは
仕事の課題/タスクを与えるものの、しっかりとした
進捗確認と結果の評価、フィードバック、仮に失敗しても
自責と捉えて全責任を自分で負ってリカバリー行動や
後処理を全て自分で行います。
もはや、生き様がカッコイイですよね!

放任する人間は、仕事を渡したら後は知らんぷりです。
そこで起きた事は、自分のチームの管轄の仕事にも拘らず
その担当が悪い、私の責任ではないと考えます。
それが部下を成長させることが出来る機会にも拘らず
自分が上に立たせて貰っているという日頃の感謝も無く
ただ保身に走って、他責で物事を考えます。
器が小さいし、みっともないです。

得意不得意への理解(ダイバーシティ思考)

皆さん、様々な経験と思考と
能力を持っています。
自分の見立てや考え方、分析が
絶対だという事は一切考えないでください。

相手に求め過ぎてしまう事態になりかねません。

私は全く差別はしません、区別をして
適切に対応する事はあります。

例えば、これからは女性活躍の時代です。
男は馬鹿ばかりなので、本当に能力のある
人間はごくわずかです。

しかし、女性も人に任せる事は苦手です。
女性社長から言われる事、男性社長から
言われる事、その部下が女性同士、
男性同士等、様々な場面に応じて
的確な対応は異なります。

・「同じ女性からは、そんなこと言われたくない!」
・「力尽くで分からせる」
・「女性なのに、急に男性ヤクザから脅される」

どんな場面があるかはわかりませんが、
改めて多様性を理解して、
GIVE精神(人に何かベネフィットを与える精神)
で自分を満たす、律するという事を
注意しましょう。

まとめ

人に任せる事の大切さについて、
改めて咀嚼できたでしょうか。

単に任せるというか
「未来のHOPE達(希望)に託す」
と考えたら更に任せる事が
出来るでしょうか。

我々はいつか死にます。

しっかり未来に希望を繋げる為に、
奇跡的に出会った目の前の人に
最大価値を提供してみては
いかがでしょうか。

そして、それが必ず数年先に
あなたの大きな時間、お金、価値に
なって返ってくることを私は約束します。

人は一人では生きていけません。
力を合わせる事が大事です。
出来ないからお互いを尊重し合って、
助け合って進みます。

一人で出来ない事も、皆でいけば必ずできます。

「If you want to go fast,go alone.
 If you want to go far,go together」

アフリカの諺です。

皆さんの素敵な人生の
エッセンスになりますように!!!